現役設計者(メカ設計者)が思う機械設計でのきつい所と解決方法

現役設計者(メカ設計者)が思う機械設計でのきつい所と解決方法 機械設計

機械設計の仕事をしていると、「この仕事きついわ!」と思うことが多々あります。

この仕事きつ過ぎ…もう我慢できない!

こんなふうになることが過去に何回もありました。

ツイッターでも発信したところ、多くの方に共感していただきました。

やはり同じ悩みをもった方は多いようです。

そこで、この記事では私が経験したきつかった事と、どうやって乗り切ったかを紹介したいと思います。

機械設計の仕事に興味がある方や、現在進行形で辛い思いをしている機械設計者の方の参考になる内容となっています。(特に同業者の方は共感できると思います。笑)

機械設計をしていてきついと感じたこと

現役の機械設計者の私が今までにきついと感じたことは以下になります。

・設計が終わった後から文句やダメ出しをされる
・現場の事を知らないと良い設計ができない
・常に勉強不足だと実感する

色々と思うところがあるので、順に紹介していきます。

解決方法も併せて書いてますので、ぜひ目を通してみてください。

設計が終わった後から文句やダメ出しをされる

この経験をした設計者はかなりの割合でいるでしょう。

出図した後や機械が組み上がった後に「ここの設計ってダメじゃない?」と他部署から言われる事が往々にしてあります。

今さら言われても困る内容でも、他部署の人は関係無しに文句を言ってきます。

しかもほとんどの場合悪いのは設計のだと押し切られてしまい、改善方法を考えるのも設計者がするはめになります。

この問題は結構頻繁に起こるので、不満が積もりに積もって機械設計が嫌になってしまう設計者が多くいます。

解決方法
後から文句を言われないようにするには、やはり事前の確認、相談が重要になってきます。

設計構想の時点で予想できるトラブルを潰しましょう。具体的には次のような方法が有効です。
・過去トラの見直し
・過去の類似案件の担当者への聞き取り
・DRで各部署に問題が無いか徹底的に確認をとる
・不安点は自分で抱え込まずに必ず相談する

事前に不安点を周りに相談しておくのは結構重要で、後々問題が発生しても対応できるように、周りの部署もあらかじめ対策をしておくことができます。

いきなり問題があると報告してしまうと、その問題を対処するのに多大な工数や費用がかかるほかに、「今さら言うなよ!」と設計者への印象も悪くなってしまいます。

ちょっとした気づきでも、遠慮せずにどんどん周りに相談しましょう。

事前に問題点をどれだけ見つけられるかは、設計者の腕の見せ所でもありますよ。

現場の事を知らないと良い設計ができない

現場の人から「お前ら設計者は現場の事を知らなさすぎる」という文句を言われたことはありませんか?

私が新人の頃は、設計ミスをする度によく言われました。

しかし設計側の言い訳としては、現場の事を全く考えていないわけではありません。

設計者は常に「この部品の加工法はこうで、ここの機構の動き方はこうだろう」と予想しながら設計業務を進めます。

この予想が当たるか外れるかはその設計者の知識や経験によるところが大きく、若手の頃はよく失敗しました。

解決方法
この問題の1番の解決方法は、積極的に現場に顔を出し、機械に問題が無いか作業者にヒアリングすることです。

現場の知識を得るためには、実際に自分の目で「自分の設計に問題が無いか」や「設計者では気付けないような困りごとが無いか」を確認するのが1番有効です。

中には現場から雑談や相談を受けたりするようなこともあり、それを積み重ねていくことで「現場の事をよく知っている設計者」という印象を持たれます。

その結果、現場からの印象も良くなるし、実際に組み上がっていく機械を観察することで勉強にもなります。

常に勉強不足だと実感する

設計者は常に勉強不足、知識不足に悩まされます。

「もっと知識があったら設計が楽になるのになぁ」とか「あれ、ここってどうやって加工すればいいんだ?」など、設計者は常に悩みながら設計を進めます。

製造業は教育がOJT寄りの特徴があるので、自分から学ばないと中々知識は増えません。

また携わる案件によっても知識に偏りがでてしまうので、長年設計者として働いていても知らない事が結構多くあります。

解決方法
この問題の解決方法は、やはりコツコツ学びながら仕事をすることです(※ただし他部署の知識を重点的に)

やはり機械設計という職業は、実際に自分で設計して図面を書くことがスキルアップへの1番の近道です。

そしてある程度仕事に慣れてきた段階で「マンネリ化したなぁ」と感じた場合は、「他部署の知識を得る」ことを重点に勉強することをおススメします。

どうしても設計業務だけをずーっとしていると、視野が狭まり作業の繰り返しになってしまいがちですが、他部署(例えばハード設計や加工の部署など)の勉強をすると、新しい発見をたくさん見つけることができます。

その新しく得た知識を設計業務にフィードバックすることで、機械設計者としてもスキルアップすることができます。

どんどん視野を広げて知識を取り込みましょう。

またこれと似た問題で、「設計者は何でも知っていなきゃいけない」という暗黙の了解みたいなものがあります。

具体的には、「設計者なのに知らないの?」とか、社内で誰一人知らないような事でも「設計者なら知っておくべきでしょ」と言われたりします。(実話です…)

こんな事をさも当たり前な感じで言われたら正直ムカつくし、「設計者だからって何でも知ってると思うな!」と文句の1つでも言いたくなりますよ。

しかし文句を言ったところで「設計者なら何でも知っている」という考え方は変えられないし、多方面の知識や経験が多い設計者が優秀なことも事実です。

ですので、言われっぱなしで悔しいですが、コツコツ知識と経験を蓄積していって文句を言われないように成長するのが正解だと思います。

それでも機械設計は面白い

機械設計はきついことがたくさんありますが、なんだかんだ「この仕事はやっぱり面白いなぁ」と思います。

・自分で設計した機械が自分の思い通りにバリバリ動いているのを見た時
・機械の不具合を自分で考えた設計で解消できたとき
・自分では思いつかないような新しくて面白い機構を見た時

この面白さは機械設計でないと得られませんね。

機械設計や同業者の皆さま方へ、機械設計はきつい事も多くありますが、これからも「やっぱりモノ作りは面白い!」と思える仕事を目指して共に頑張りましょう!

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