ケーブルベアの使い方と選定方法(計算ツール)

機械設計の知識

ケーブルベア(プラチェーン)の使い方と選定方法をまとめたので参考にしてください。

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ケーブルベアの選定方法と注意点

ケーブルベアの占有率は30%未満にする

ケーブル類の占有率(容積率)は30%未満を目安にしましょう。

内容物が多すぎるとケーブルベア内部でケーブルが突っ張たりして断線の危険があります。

※この占有率はケーブルベアの販売元の椿本チエインPISCOでは60%とされていますが、ケーブル類を販売しているOKI電線では30%とされています。おそらく安全をとっての30%だと思いますが、私も30%未満で設計するように先人方に教わってきたので本記事では30%を許容値にしています。

ケーブルの最大径の10%以上の隙間も必要になり、またケーブル同士がねじれたり擦れたりすることで断線する恐れもあるので、可能であれば仕切り板でケーブルを1本ずつ区切りましょう。

ケーブルの径や本数、ケーブルベアの容量を入力すると占有率を自動計算するツールを作成したので、よければ使用してください。(下のダウンロードボタンでダウンロードできます)

ケーブルベアの曲げ半径はケーブルの曲げ半径以上にする

ケーブルやエアチューブはそれぞれ最低曲げ半径が決まっています。

必ずメーカーカタログ等で内容物の最低曲げ半径を確認して、その曲げ半径以上のケーブルベアを選択しましょう。

※ケーブル等の最低曲げ半径は”直径の6倍”程度で設定されている場合が多いのです。どうしても使用するケーブルの最低曲げ半径が調べても分からない場合は、余裕を持って直径の10倍程度の曲げ半径のケーブルベアを選べばほぼほぼOKです。

ストロークには余裕を持たせる

ケーブルベアのリンク数(長さ)はストローク+αの余裕を持ちましょう。

例えば100mmストロークで動作する稼働部の場合は、原点側と移動端側の両方で20mm余裕を持たせて140mmストロークできるリンク数にする、といった感じです。

ストロークギリギリでリンク数を設定してしまうと、取り付け誤差などで許容ストロークを超えてしまい最悪の場合破損してしまいます。

この+αは使用するケーブルベアの1リンクくらいあればいいでしょう。

ケーブルベア上部に物を配置しない

ケーブルベアは稼働中にタワミが発生します。

このタワミは上方向に発生するので、ケーブルベアの真上ギリギリに物がある場合は当たる可能性があります。

設計中はケーブルベアの移動端の3Dモデルの確認をしますが、この時に上部への膨らみも考慮して設計しましょう。

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