部品を製作する場合、どんなに簡単な形状でも手間がかかります。
例えば、下の部品は丸棒の側面にタップを空けただけの部品です。(長さ100mm、S45CのHCr処理)
この部品を加工業者に依頼した場合の製作費はおおよそ”1000円”で納期は4日位でしょうか。
とても単純な部品なのですが、この部品を製作するには次のように多くの工程が必要です。
モデリング
↓
部品図面の作図
↓
加工業者へ制作依頼
↓
測定
↓
磨きなどの仕上げ
↓
表面処理依頼
↓
納入
部品製作となるとこのように複数部署が動くことになるので、かかる工数は意外とバカになりません。
そこで「MISUMI」を積極的に使うことにより大幅なコストダウンを狙うことができます。
例えば先程のモデルは“PSFGT10-100-M5“という型式で購入することができます。
価格は”370円”とかなり下がり、納期も2日になります。
そして先程の工程はこう変化します。
モデリング
↓部品図面の作図←不要
↓
加工業社へ制作依頼←MISUMIへ発注
↓測定←不要
↓磨きなどの仕上げ←不要
↓表面処理依頼←不要
↓
納入
購入品は完成形で納入されるうえ品質が保証されているので、多くの工程が不要になります。
仮にそれぞれの工程に必要な時間を5分とした場合、部品製作だと35分、購入品だと15分と時間短縮できます。
これをお金に換算すると、1時間あたりの工数が3,000円なら1,000円の削減になります。
単純な価格差だけでなく工程全体も考えると、製作部品の購入品化は大きなコストダウンとなります。
部品製作 | MISUMI | |
価格 | 1,000円 | 370円 |
工数 | 1,750円 | 750円 |
納期 | 4日 | 2日 |
結果としては1,630円と2日の納期削減ができます。
またMISUMIでは単純な丸物や板金ブラケットが豊富に揃ってますし、納期も標準的な物であれば大抵は3日程度とかなり早いです。
もしカタログに無い場合でも”meviy”というサービスを使えば、3Dデータを送るだけで見積りから製作までしてくれるので、購入品化の幅がさらに広がります。
このように単純な部品を設計する時は、まず購入品化できないか?を念頭に置いて設計すれば、コストダウンができますよ。(”MISUMI”はこちらから)
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