機械設計者が転職を決意する理由とはなんでしょうか?
悩みは人それぞれですが、そこには機械設計者ならではの転職理由もあるはずです。
そこでこの記事では、「機械設計者が転職する理由」に注目してみました。
機械設計者の転職理由
まずは機械設計者がどんな理由で転職をするのかまとめました。
本記事は“転職サイト、企業の口コミ、現役機械設計者のツイート“等を参考に作成しています。
※なお給料に関しては、会社や地域による差が大きい&機械設計が特別低いわけではないので、ここでは深掘りしません。
調べてみた結果、転職に繋がる不満の多くは「上流工程である事」、「納期が厳しい生産設備である事」だと分かりました。
具体的には以下の通りです。
- 定時で終わらせられる仕事量じゃない
- 急なトラブル対応がある
- 設計ミスで責め立てられる
- 保守的な設計しかさせて貰えない
一つずつ深掘りしていきます。
定時で終わらせられる仕事量じゃない
機械設計は仕事量がとても多い職種です。
お客さんとの仕様打ち合わせから、見積もり、設計、部品の手配など仕事は多岐に渡ります。
忙しい時には、“定時まで打ち合わせで埋まり、本来の設計業務が出来るのが定時後になる”なんて事もザラにあります。
よっぽどの事情が無い限り、「毎日定時で帰ってる」という機械設計者はほとんどいません。
急なトラブル対応がある
我々が設計する機械設備は生産工程に組み込まれる物なので、スケジュールが厳格に決まっています。
お客さんの方で「設備を工場に納入して2週間後には生産開始する」といったようなスケジュールが組まれているので、何がなんでも納期は守らなければなりません。
納期の遅れ=損失となってしまいます。
ですので設備にトラブルがあったら、原因追求から対策までをスピーディーにする必要があり、これを残業や休日出勤をしても行う必要があります。
プライベートの予定を急にキャンセルすることもあるので、プライベートを優先にしたい人には厳しい職種です。
設計ミスで責め立てられる
機械設計者のグチで多いのが「何でもかんでも設計ミスにされる」です。
本来は設計ミスが起きないように設計レビューや上司の確認があるべきなのですが、それが機能していない会社だと設計ミスが頻繁に発生します。
正直なところ、設計者だけで全てのミスを防ぐのは無理で他部署含むフォローが必須になるのですが、そこを満足に出来てない会社ほど設計者を責め立てる傾向があります。
設計者からしたら「だったら事前にちゃんと確認してくれよ」と不満が積もってしまいます。
この不満が積もりに積もってしまうと、自分の会社を信用出来なくなり転職に繋がってしまう訳です。
保守的な設計しかさせて貰えない
設計ミスや予想外のトラブルを防ぐ為に、会社は実績のある設計を優先的にするように指示します。
確かに実績のある設計をすれば安心なのですが、新しい設計をしないことには設計スキルは上がりません。
何でもかんでも新しく設計するのも設計ミス増加に繋がるのでダメですが、全くさせて貰えないのも設計者のモチベーション低下に直結します。
この不満がある設計者は、比較的新しい事に挑戦できるベンチャー企業に転職したりします。
機械設計者が転職で失敗しない為に
機械設計者が転職をするに至る仕事の不満は次の通りでした。
- 定時で終わらせられる仕事量じゃない
- 急なトラブル対応がある
- 設計ミスで責め立てられる
- 保守的な設計しかさせて貰えない
せっかく転職しても、これらの不満がまた発生したら意味ないですよね?
そんな不満の発生を防ぐには、自分一人で転職活動をしないようにしましょう。
転職活動は“企業分析、自己分析、エントリーシート作成、複数企業とのやり取り…”とやるべき事が沢山あります。
現在の仕事を続けながらこの量の作業をするのが、どれだけ大変か…睡眠時間がバリバリ削られます。
限られた時間や気力の中で転職活動をすると、「表向きの募集要項だけで判断しちゃう」や「給料の交渉をしないで進めてしまう」、「中途半端な自己分析をしてしまう」などのようにどこか妥協をしてしまいます。
このような妥協は先程挙げた不満の再発(=転職失敗)に繋がってしまいます。
そこで転職活動をより成功に近づけるために、他人の力を借りて転職活動するようにしましょう。
具体的には転職エージェントの手を借りる方法が1番効果的です。
転職エージェントを利用する事で、自分が転職活動に割く時間や気力を最小限に抑える事ができます。
転職エージェントの利点については、こちらの記事でだいたい把握できるようにまとめているので、まずは見てみてください。
より良い転職先に出会うためにも、無料で利用できる転職エージェントをガンガン使いましょう。
コメント