機械設計の仕事が難しいと感じたら、PCから離れて現場へ行こうよ

機械設計の仕事が難しいと感じたら、PCから離れて現場へ行こうよ 機械設計者として生きていく

「機械(メカ)設計者」といわれて、皆さんはどんな姿をイメージしますか?

【設計者のイメージ】
・パソコンと睨めっこしている
・会議ばかりしている
・常に何か悩んでる

こういったイメージを持っている方は多いと思いますし、実際私の周りの機械設計者もほぼほぼ、こんな感じです。

でもこれってあまり良くない現状ではないでしょうか。

特に機械設計者の方には考えてみて欲しいのですが、「機械設計者の成長のカギは、パソコンの中ではなく現場にある」と私は思います。

実際の私の経験も織り交ぜながらその辺りを解説していきます。

パソコンと睨めっこしてるだけでは機械設計は難しい

設計する時には次の事で悩むことが往々にしてあります。

・この形状の部品は加工できるか?
・この部分は組み立てしづらくないか?
・この機構の調整方法はどうしようか?
・操作性(作業性)はこれでいいのだろうか?

こういった事を頭の中で悩みながら、想像しながら設計を進めます。

通常、設計者は現場を数年経験してから設計職になるのである程度の作業は想像できますし、悩むことは成長にも繋がります。

しかし時には、現実から乖離した設計をしてしまう場合も多々あります。

「こんな加工できない」「どうやって組み付けるんだ」「作業性が悪すぎる」といったクレームを投げられた経験が皆さんあるのではないですか?

じゃあどうするのか?って話ですが、答えとしては現場へ行くの一択です。

自分の設計に確実性をプラスしよう

先ほど想像で設計すると書きましたが、その想像に確実性をプラスするのです。

具体的には次のような感じです。

・この形状の部品は加工できるか?
 ➡加工者へ図面を見せ、加工方法を確かめる
・この部分は組み立てしづらくないか?
 ➡現場作業者へ組立方法に問題がないか確認する
・この機構の調整方法はどうしようか?
 ➡現場作業者へどういった調整が必要になるのか確認する
・操作性(作業性)はこれでいいのだろうか?
 ➡現場作業者へ作業手順や方法に問題がないか確認する

実作業者へ確認することで、自分の設計の確実性がかなり増します。

逆にこの確認作業を怠ってしまうと、「設計者よがりの使いづらい機械」が出来上がってしまい、現場の事を知らない設計者という烙印を押されてしまいます。

確かにいちいち現場へ確認するのは面倒だし、そこでダメ出しをされた場合はさらに面倒な設計変更しなくてはなりません。

でも考えてみて欲しいのですが、確認作業を怠った結果は実際の機械に問題として表れます

その時点で問題解決しようとすると、再設計→再加工→再組立→再配線→再調整といった莫大な工数、費用が発生するし、もちろん納期にも影響します。

それに比べれば再設計の時間なんて微々たるものだし、かかる費用も設計工数のみです。

出図納期が間に合わない…といった問題はありますが、そこは「こういった問題が後々発生するので、その対策としての工数増は必要不可避です!」と上司に伝えれば、たいていは納期調整してくれるはずです。

完成系を自分の目で確認して、不満点や改善点が無いか吸い上げよう

もう一つ大切にしたいのが、完成した実際の機械を自分の目で確認することです。

設計作業に追われると、設計室にこもって現場へ足を運ぶことが億劫になることがありますが、せめて機械が完成した段階で自分自身で確認しましょう。

「自分が想像した通りの作りになっているのか?」「仕様や機能はちゃんとクリアしているか?」は実際の機械でしか確認できません。

確認した結果、設計とは違う部分があった場合、その部分は設計に問題があって現場で改善している可能性があります。

また設計者に報告するまでではないけど、実は改善してほしい問題というのは現場側には多くあるので、実作業者へ聞き取りし改善点を吸い上げ次の設計に生かしましょう。

一番良いのは、機械の納め先である顧客から不満を吸い上げることですが、中にはただのわがままとも思える文句を言われることもあるので、そこはほどほどにしましょう(笑)。

【結論】現場で機械を見て、現場作業員や顧客と会話をしよう

この記事の結論としては以下の通りとなります。

【機械設計者がすべきこと】
・自分の設計に確実性をプラスしよう
・CAD上のモデルだけではなく、実際の感性した姿を見よう
・実際の作業性を確認しよう
・実作業者や顧客と直に話して、不満点や改善点を吸い上げよう

設計した後に、現場から問題が打ち上げられなかったらOK!という考え方もありますが、それでは成長できません。

(確かに問い合わせの電話が鳴らないことを祈ることもありますが…笑)

実際には設計者に上がらないだけで、現場で何とかやりくりしている問題があったり、顧客が不満を呑み込んでる場合は多々あります。

それらの不満の声を聞きだすことで、真に力を入れて設計するべき事が分かります。

パソコンに向かって悩んでいるだけではなく、現場に足を運んで生の声を聞きましょう。

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