本記事はPRを含んでいます

機械設計者が「もう転職したい!」と感じる瞬間

機械設計者はどのような場面で転職を考えるのでしょうか?

私が機械設計者として働いて10年ほどになりますが、「転職したい!」と思うことが何度もありました。
様々なストレスが原因で転職を考えていましたが、この程度のストレスで転職していいものか?という不安がありなかなか転職を決意できませんでした。

転職した現在はフルリモートで機械設計をしているのでストレスはほぼ無くなったので、もっと早く転職を決意していればよかったと今では思います。

そこでこの記事では、機械設計者が「もう嫌だ!転職してやる!」と感じる場面を紹介していきます。

現在のストレスから解放されたいけど、なかなか転職を決意できない方のお役に立てれば幸いです。

どういう理由で機械設計者は転職を意識するのか

いつも短すぎる納期に追われる

設計者
設計者

この設計量でこの納期⁉

毎回短納期でクタクタだよ...

機械設備は納入までの納期が厳しめに設定してあることが多く、上流工程である設計の納期もかなり短くなります。
当然のように残業ありきでのスケジュールが組まれているし、設計が進むにつれて仕様が変わってしまい、作業が手戻りすることがざらにあります。

この短納期に間に合わせようと毎日残業、休日出勤しているうちにストレスが溜まっていきます。

残業が多すぎる

設計者
設計者

あれもこれも進めなきゃ...

自分の担当箇所の設計ができるのは残業時間になってからかなぁ。

機械設計者の業務は多岐に渡ります。

・客先との打ち合わせ
・見積作成
・機械の仕様確認
・構想設計
・詳細設計
・設計DR
・出図後の問い合わせ対応…etc

これらの業務を定時で終わらせるのはかなり難しく、また突発的にメーカーの訪問対応などもしなくてはなりません。
複数案件を抱えているときなんかは、日中は会議で埋まり設計業務ができるのは定時から...なんて場合もあります。

コロコロ変わる仕様に振り回される

設計者
設計者

今回はこの仕様なのでこう進めてます。

客先
客先

あぁごめん、仕様変わってるから変更しておいてね。

納期は変えれないけど何とか頑張って!

設計者
設計者

は、はい...

(頑張ってなんとかなるかよ!変更にかかる費用も認めてくれないし!)

設計開始時に機械の仕様が纏まってないことはよくあります。

その場合設計中に徐々に仕様が固めなくてはいけないのですが、この仕様決めにかかる負担はかなり大きいものです。
設計者側から仕様を提案する場合、その仕様がすんなり決まることはあまりなく、客先で「ああしたい、こうしたい」といった要望が追加されることが往々にしてあります。
しかもこの追加要望に対して納期が延びることはなく、初期に想定していたスケジュールでは無理がでてきます。
この場合、苦肉の策で急遽作業者を増やして対応することになります。

部所間の調整ばかりで疲弊

製造
製造

ここのユニット調整しずらいから設計変更しといて。

設計者
設計者

ここは仕様上こうするしかないんで変更できないんですよね~

でもそこはこうやれば調整できますよ!

ちなみにDRの時も説明してこれで了承もらってます。

製造
製造

いやいや、俺は聞いてないし。

そんなやり方俺は認めないからなんとかしといてくれよ!

設計者
設計者

そこまでいくとお前個人の好みの問題だろ...

そんなもので振り回さないでくれよ。

機械設計は上流工程~下流工程まで管理することが多く、様々な部署と業務のやり取りをしなくてはなりません。
スケジュールがずれてくれば下流工程に経緯を説明し工程を組み直し、別部署からの問い合わせや要望にも対応します。

部署間のやり取りは問題が起こることが多く、設備にトラブルが多発すると設計に対し文句ばかり言われることもあります。
このことがストレスとなり精神を病んでしまったり辞めてしまう機械設計者を実際に見てきました。

部所間のトラブルが起きた際は自分ひとりではなく、それぞれ部署長に対応してもらうことで個人にかかる負荷を減らすことができるので、まずは部署長に相談してみることをオススメします。

客先で詰められる

設計者
設計者

トラブル発生だ...

ここはこうして、そこはああしてっと...

客先
客先

ちょっと!いつ対応できるんですか⁉

早く作業完了してもらわないと困りますよ!

設計者
設計者

今超特急で対応してます!

(うっ胃がチクチクする...)

設備を客先の工場に納入するときに設計者が設備の担当者をして同行します。

順調に立ち上げ作業が進めばいいのですが、たいていの場合何かしらのトラブルが発生します。
その場で解決できるトラブルならまだしも、一度持ち帰らないといけないような大きなトラブルの場合客先から詰められることがあります。

客先からよく言われる言葉が「立ち上げが遅れたら責任取れるんですか?」や「トラブルに対してその対策で保障できるんですか?」です。
ただでさえ大変な立ち上げ中にこの言葉を言われると、かなりのストレスを抱えることになります。

納入納期がずれるような大きなトラブルに対しては、間に営業に入ってもらったり、あまりにも酷い要求には有償での対応となることを伝えることで多少は楽になります。

機械設計者が転職を成功させるには?

このような要因で機械設計者はストレスを感じ、原因が改善されないままだと最終的には転職へと繋がります。
もし今回紹介したような要因でストレスが多くかかり、心身に影響をきたしてしまうようであればさっさと転職することをオススメします。
あなたのスキルを活かせる職場は他にもいっぱいあります。

もし転職をお考えなら、転職するには下準備が必要となることを知っておいてください。
以下の記事では「機械設計者が転職する際にどんな準備が必要なのか」をまとめていますので、転職を意識している方はぜひお読みください。

また転職で必須となる面接対策をまとめた記事はこちらになります。

コメント

タイトルとURLをコピーしました