「CADのスキルを活かして自分の力で稼いでみたい」と思った事はありませんか?
意外と知られていませんが、本業でCADを使って設計している設計者やCADオペレーターの方は、その経験を生かして在宅ワークや副業にすることができます。
事実、CADを使った在宅ワークや副業で、会社員と同じくらい稼いでいる方は沢山います。
今回の記事では、在宅ワークや副業の仕事の見つけ方や持っておくべきCADの紹介をします。
「自分のスキルを効率良く活用したい方」には参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
CADを使った在宅ワークや副業の探し方
CADスキルを活かした在宅ワークや副業をするには、まずは自分で仕事を見つけなくてはなりません。
個人でできる仕事の見つけ方には、大きく2つの方法があります。
1.派遣会社で探す
2.クラウドソーシングで探す
この2つの1番の違いは、報酬の発生条件です。
派遣会社から仕事を受ける場合は時給制になるので、働けば働いた分報酬が貰えます。
一方クラウドソーシングは成果報酬型であることがほとんどで、仕事にかけた時間が多かろうが少なかろうが貰える報酬は同じです、
1.派遣会社で探す
派遣会社を通して仕事を探すことで、継続的に仕事を貰え安定した収入が期待できます。
エンジニア向けの派遣会社には パーソルクロステクノロジーとクラウドテックという会社があります。
パーソルクロステクノロジー
パーソルクロステクノロジー はエンジニアに特化した人材派遣会社です。
エンジニア特化なのはもちろんのこと、時給2,500円以上と高単価な“CADオペレーター“や“機械設計“の仕事が豊富にあるのが大きな特徴です。
また嬉しい特典として、この会社は福利厚生が充実しています。
なんと全ての案件に対して「交通費」が支給され、さらに長期雇用前提であれば、派遣でありながら派遣先の会社との契約後すぐに有給が付与されます。
このように、パーソルクロステクノロジーなら副業だけではなく、フリーランスとしても安心して働けます。
CADオペレーターの求人数が豊富で、自分に合った仕事が見つかりやすいのが印象的です。
Clowdtech(クラウドテック)
クラウドテックはクラウドソーシング最大手のクラウドワークスが手がける、派遣やフリーランス向けのサービスです。
クラウドテックのメリットとしては、専任のフリーランスキャリアアドバイザーが仕事探しから稼働中のサポートをしてくれる点にあります。
具体的には…
- 経験・スキル・希望条件にマッチした仕事を紹介
- クライアントとの面談調整、契約などすべてお任せ
- 契約中も定期的な面談を行い、疑問や要望など気軽に相談
働き方も常駐タイプや、常駐からリモートワークへ移行するタイプ、フルリモートタイプなど幅広い仕事があります。
また報酬も高めの印象で、フリーランス向けで月30万円を超す求人が多く掲載されています。
ただ、機械系の求人数は前述した パーソルクロステクノロジーの方が多いのでおススメです。
2.クラウドソーシングで探す
クラウドソーシングを利用して仕事を受ける方法もあります。
クラウドソーシングには単発系の仕事が多いので、自分のペースで仕事ができるのが大きなメリットです。
また、受けたい仕事を自分で選ぶことができるので、派遣会社を通して仕事を受けるよりも自分に合った仕事をすることができます。
しかしそのクラウドソーシングは報酬単価が低い案件が多いので、高単価を希望する人は パーソルクロステクノロジーを登録しましょう。
クラウドソーシングには次の企業が有名です。
・ClowWorks(クラウドワークス)
・coconala(ココナラ)
CloudWorks(クラウドワークス)
クラウドワークスはクラウドソーシングの最大手で、先述したクラウドテックのサービス元になります。
主婦やエンジニアの副業として人気のサービスで、自分の生活スタイルに合った仕事を探すことができます。
また、業界最大手ならではのメリットがたくさんあります。
具体的には…
- 自分の予定に合わせた仕事が可能
- ネット完結なので会員登録から仕事受注までが簡単
- 仕事数は業界最大級で、種類も246種類
- 上場企業が運営している安心感
登録はもちろん無料です。(仕事を探すだけなら登録無しでもできます)
coconala(ココナラ)
ココナラは自分のスキルを販売するといったイメージのクラウドソーシングです。
「私は○○○といったスキルを販売しています」といった人に対して仕事を依頼するといったサービスとなり、自分のスキルを見た企業側が仕事を依頼してきます。
具体的には…
「部品設計、図面制作できます」や「手書き図から3Dデータを作成し、実際に3Dプリンタで制作できます」といった感じで、自分のスキルや実績を紹介しています。企業側は「この人なら仕事を任せてみたい」といった人に仕事の依頼をします。
これだけは持っておくべきCAD
実際にCAD関係の仕事を受ける場合、個人でCADを準備する必要があります。
CADには色々な種類があり「どのCADを準備すればいいのか?」と悩んでしまいますが、このCADさえあれば大丈夫と思うものをここで紹介します。
CADには2次元(平面)用CADと3次元(立体)の2種類に分けられ、CADの仕事をするには両方使えるほうが仕事も幅が拡がります。
おすすめなのが次の2つになります。(それぞれ解説します)
2D CAD・・・AutoCAD
3D CAD・・・Fushion360
2DCADならAutoCAD
AutoCADはアメリカの企業であるAUTODESK社が開発したCADです。
AutoCADはCAD界では古くからトップクラスのシェアを誇り、設計者の間でも”2DCAD=AutoCAD”という認識が強く、このCADを標準として取り入れている企業も数多くあります。
クラウドワークスやランサーズでも作業環境にAutoCADを推奨している案件が多く、逆にこのCADが無いと受けられないといった仕事も存在します。
初心者の方でも使いやすい設計になっていますが、すでに様々なサイトで使い方が紹介されているので、困ったことがあっても大抵は解決できてしまいます。
またセミナーも多く開催されているので、がっつりAutoCADを使いたい方は、セミナーを受講してみるのも良いかもしれませんね。
3DCADならFusion360
3DCADではFusion 360がおすすめです。
Fusion 360もAutoCADと同じAUTODESK社の商品になります。
使いやすい3DCADとして評価が高いのですが、価格面でも大きなメリットがあります。
通常利用する場合は料金がかかるのですが、個人利用のみ(非商用)だと1年間無料でFusion 360を利用することができます。
無料版では多少の制限はありますが、基本的な機能は問題なく使えるので、「練習してから購入したい」「仕事を受ける前に使い方を把握しておきたい」といった方にはもってこいのサービスですね。
またFusion 360は他の3DCADに比べて比較的安く、月5千円程度で利用できるのも魅力的です。
またFusion 360に関してはこちらの記事で詳しく解説したので、合わせてご覧ください。
3D CADがサクサク動くPCで効率よく副業する
CADを使うにはそれなりの高スペックPCが必要になります。
「しょっちゅうフリーズしてデータが保存できない…」なんてことにならないように、CADが快適に動くPCも準備しましょう。
具体的な機種や選び方をまとめてますので、こちらを参考にしてください。
※基本的にはスペックが高くても価格を抑えられるデスクトップPCがおススメです
機械設計の仕事を副業で行うことで本業のスキルも向上させることができます。
皆さんも、副業と本業の掛け合わせで”収入アップ”と”スキルアップ”を目指してはいかがでしょうか。
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